普通分娩よりも少し入院生活が長くなる帝王切開での出産。
帝王切開の入院生活ってどんな感じなのか、特に初めての出産を迎えられる方は気になりますよね。
私は10泊11日の入院期間でした。
ちなみに逆子・初産・予定帝王切開でした!
今回は前日入院から退院日まで、帝王切開での入院生活がどんな感じなのかを体験談ブログとしてまとめてみました!
何か参考になることがあれば嬉しいです♪
帝王切開前日:赤ちゃんに会える嬉しさと手術への恐怖心でドキドキ
帝王切開前日の流れはこちら
- 14時:病院到着
- 外来でいつも通りに診察後、入院する階へ移動
- 部屋に案内される
- 簡単な入院スケジュールを聞く
- 部屋のベッド上でNST※で赤ちゃんの状態を確認
- 剃毛の処置
- 16時:シャワー
- 18時:夕食
- 就寝
- 術前最後の食事・21時以降禁食
帝王切開前日はこんな感じの流れでした!
午後に入院して、帝王切開に向けた処置をしてもらって、後はフリータイムでした。
ちなみにこの日の夕食が術前最後の食事となります。
明日の朝まで飲水はOKですが、21時以降は禁食の指示がありました。
食べることが大好きな私、絶食なんて耐えられるのか⋯と心配でした。
ですが帝王切開への緊張感がマックスで食欲がなくなってしまい⋯。
空腹に悩むことなく過ごせていました。
(この日の夕食までは緊張感もなく、美味しくいただきました♪)
帝王切開当日:緊張感マックス!無事産まれてくれました!
帝王切開当日の流れ(出産まで)はこちら
- 6時頃:浣腸などの処置
- 7時頃:点滴処置
- でもなかなか入らず2時間ほどかかる
- 10時頃:血栓予防のストッキングを履いておく
- 13時45分:手術室へ呼ばれる
- 麻酔開始、麻酔が効いてから尿管を入れる
- 14時頃:帝王切開開始
- 14時30分:無事赤ちゃんが誕生!!
- 15時頃:自室に戻る
帝王切開術後の流れはこんな感じ(夕方〜翌朝)
- 点滴は継続
- 血栓予防のフットポンプ装着
- ふくらはぎにつける自動マッサージ器みたいな感じ
- 助産師さんが状態確認に頻繁に来てくれる
- 子宮の戻りを何度か確認される
- お腹をグッとおされる(麻酔が効いているからそんなに痛くない)
- そのまま朝まで安静に過ごす
「点滴が入らず大変な思いをした」詳しい話しは【帝王切開での出産体験談】の記事でお伝えしています!
ぜひ合わせてご覧くださいね。
ちなみに飲水は朝9時までOKでした♪
術後は19時頃からOKの指示でした!
もちろん先生や助産師さんに確認を取ってからですが⋯!
麻酔が切れ始めて足が動くようになってきたら、少しずつ体を動かし始めるのがおすすめです!
私は助産師の友人から、血栓予防と体の回復を早める為にも、少しずつでも動いておいた方がいいよと教えてもらっていたんです。
なので足が動くようになってきたら⋯
- ベッド上で足を軽く曲げ伸ばしをする
- 膝を曲げた状態で足を左右に倒す
こんな感じで、無理ない程度に体を動かしていました。
このとき気になるのは痛みだと思います。
麻酔が切れ始めてはいますが完全に切れたわけではないので、私の場合はそんなに痛みはなかったです!
また帝王切開前に入れてもらった麻酔の管がそのまま入っていて、押すと麻酔が追加で出るボタンも手元に用意してもらっていました。
麻酔や点滴のおかげで時々眠りながら、特に辛さは感じずに朝を迎えることができました♪
帝王切開翌日:少しずつ管が抜ける・お腹がとにかく痛い
帝王切開翌日の過ごし方はこちら
- 朝採血
- 子宮収縮させるための薬、鎮痛剤の処方
- 点滴も夕方頃まで継続
- 朝夕に血栓予防の注射
- これが地味に痛い
- 午前中に体を拭いてもらう
- まだシャワー不可なので⋯
- 昼手前くらいに助産師さん付き添いの下、立つ・歩くを確認
後ほど起き上がり方や歩き方などのポイントをご紹介しています!
ぜひこのまま読み進めてみてくださいね♪
さらに帝王切開翌日の朝から食事が再開しました!
- 朝:流動食
- ドロドロのおかゆとおかずが少し
- 昼:五分粥
- 少しお米の形が残る柔らかいおかゆとおかず
- 夕:全粥
- 普通のおかゆとおかず
写真を取り忘れてしまったのですが⋯。
お腹に優しい食事からのスタートでした!
話しは戻りますが⋯
私自身、帝王切開を受ける前に色んな方の体験談ブログを読んでいました。
その中で、特に心配だったのが「帝王切開翌日の立つ・歩く」というところでした。
体験談ブログをたくさん読む中で、共通するポイントが「痛み止めを上手く使うこと」だと気づいたんです!
実際、私の帝王切開翌日は麻酔が切れてきてお腹の痛みも強く感じることが多々ありました。
そのおかげもあってか、実際に私が「立つ・歩く」動作をしたときは、想像していた激痛は起こらなかったんです。
もちろん「うっ⋯」と少し顔をしかめたくなるくらいの痛みはありましたよ⋯。
実はわたしは元医療職なんです。
なので、電動ベッドの扱いは慣れている方だと思います。
(医療職でよかった⋯と思った瞬間でもありました(笑)
リクライニング機能がついた電動ベッドでの方法になります!
ベッドの高さを最大限まで上げると、あまり腹筋を使わず立てるので楽ですよ!
身長153cmの私の場合、ベッドを最大限まで上げたら、もうほぼ立った状態になりました。
このとき、リクライニングを上げながらベッドの柵などを支えに、体を起き上がる側へ寄せていくのがポイントです!
最大限までリクライニング上げると、ほとんど座っているくらいの高さになります。
足って意外と重いので、重力に任せて下ろすと腹筋にグッと力が入って痛みの原因になってしまいます。
ポイントはとにかくゆっくり足を下ろすことです!
そうすると153cmの私の場合、ほぼ立っている状態になりました。
こうしておくことで、この後の立つ動作が楽になりますよ!
ベッド柵や点滴棒を支えにゆっくり立ち上がりましょう。
④で両足を地面にしっかりつけて、おしりを前に出しておくことでかなり楽に立てるはずです!
たぶん背中はまっすぐにはならないと思います。
私の場合、やっぱり傷口が気になったのと、お腹に力が入らなくてとても体はまっすぐにはなりませんでした⋯。
帝王切開後の「立つ・歩く」ってかなりドキドキしますよね。
この方法を頭の片隅においていただけると少し動作が楽になるかもしれません⋯!
よかったら参考にしてみてくださいね。
ちなみにこれで歩けたら、自分でトイレに行けるので尿管ともおさらばです。
尿管を抜くって痛そう⋯と思っていましたが、ヒュッとする感じで特に痛みはありませんでした!
尿管がとれるとだいぶ動きやすくなるんですよね。
私は痛み止めの点滴が効いているうちに、個室内をウロウロ歩き回っていました!
その後しばらくは、起き上がり・立つのが痛かったですが、歩いている分にはそんなに痛みはありませんでしたよ。
産後2日:管が全部抜けて身軽に!
産後2日目の流れはこちら
- 朝・夕:抗生剤の点滴
- 朝・夕:血栓予防の注射
- 夕方ころ背中に入っていた麻酔の管を抜いてもらう
- 夕方の点滴で全て終了!
産後2日目には管がどんどん抜けて身軽になりました♪
産後(帝王切開)翌日よりはだいぶ動けるようにはなりましたが、やっぱり動き始めは痛かったです⋯。
私が痛くて辛かった動作はこちら
- 寝返り
- 起き上がる
- 立ち上がる
普段は意識したことはなかったですが、どれも腹筋を使う動作なんですよね。
鎮痛剤でごまかしながら、無理ない範囲で個室内を歩くようにしていました。
産後3日:久しぶりのシャワーでさっぱり!お腹の痛みのピークは過ぎた感じ
前日に点滴も終了したので、この日からは内服のみになりました。
さらに麻酔などの管も全部外れたのでシャワーの許可がおりました!
傷口がしみるのでは⋯?とビクビクしていましたが、もちろんしっかり保護してもらっているので痛みも違和感もありませんでした♪
お腹の痛みは継続していましたが、鎮痛剤で抑えられる範囲で特に問題なく過ごせていました。
もはや暇を感じながらのんびりテレビや動画をみて過ごしていました。
今思えば3食ゆっくり食べて、シャワー浴びてのんびりできるなんてこの日が最後だったかも⋯なんて思います。
翌日から母子同室なのでてんやわんやの日々が始まりました。
ところで、産後(帝王切開後)の痛みってお腹だけではなかったんです
産後3日目にしてびっくりしたのが胸の痛みです!
痛いのはお腹だけではないのか⋯と思ったのを覚えています。
産後3日目あたりから、胸がパンパンに張って、今までの3倍くらいの大きさになった印象でした。
カチカチでとにかく痛い⋯
そして乳頭から母乳も滲むように⋯。
帝王切開でも体はちゃんと産後だってわかっているんだな〜なんて思ったのを覚えています。
でもこの胸の痛みは予想外だったので本当にびっくりしました。
産後4日〜11日:お腹・胸の張りが辛いけど母子同室開始!
退院日までの予定はこちら
- 採血
- 検尿
- 体重測定
- 沐浴指導
- 退院指導
- 退院日診察
帝王切開の後なので、母体の経過観察のために採血や検尿がありました。
それに加えて、沐浴指導や退院後の指導など、赤ちゃんと生活をしていくために必要なことを教えていただきました。
母子同室を継続してよかった!
ちなみに私がお世話になった産院は、希望すれば母子別室も可能でした。
ですが私は退院日まで母子同室を継続しました!
(この時間だけ預かってほしい、今日の夜だけ預かってほしいなどフレキシブルに対応OKでした)
私はこの入院期間中に赤ちゃんとの生活に少しでも慣れて、プロが居るうちにわからないことはどんどん聞いておきたいという考えだったんです。
結果、ものすごく大変だったけど、母子同室を継続してよかったと思っています。
初めての赤ちゃんとの生活は⋯
- 母乳のあげ方、体勢
- ミルクの量、飲ませ方
- 泣き止まない
- 抱っこの仕方
上げたらきりがないほど、全てが初めての経験でわからないことだらけでした。
また出勤される助産師さんによって、お世話の方法や考え方はそれぞれです。
(もちろん基本的なところは同じですよ!)
私と我が子に合ったスタイルを見つければいいんだ!と思えてからは、どの意見も素直に聞けるようになった気がします。
その時はピンと来なかった言葉も、あとから「そういうことか!」と参考になることも多かったです。
助産師さんのこんな言葉に救われました
帝王切開後の入院中、たくさんお世話になった助産師さんたちの言葉に本当に救われました。
私は心配性で、神経質なタイプだと自負しています。
そんな私に「育児は数字で考えちゃだめ。まずは我が子をしっかり見ることが大切だよ」と教えてくれた助産師さんがいました。
初めての育児で、母乳をあげるのも初めて。
片方をどのくらい上げたらいいのか、そもそも飲めているのかもわからなくて質問をしたんです。
そしたらこんな声かけをしてもらったんです。
- 10分を目安に⋯とかあるけど、そんなに気にしなくていいよ
- 30分だってあげてもいいの
- 泣いたらとりあえずおっぱいでもいいんだよ
- 少しずつでも赤ちゃんが成長できてたらそれで大丈夫だからね
- 私なんて1日の半分くらいおっぱいだしてたかも!
実際に母でもある助産師さんたちの言葉は、新米母となった私の心にスーッと染み渡りました。
この言葉をもらったおかげで、神経質な私でも「なんとかなる!」と今も育児を楽しめていると感じています。
退院日、抜糸に怯えていたけれど⋯
痛みに弱いビビリな私は、抜糸に怯えていたんです。
傷口を広く覆っていた保護テープのようなものは剥がしてもらいましたが、まだ皮膚の感覚が戻っていないので特に痛くはなかったですよ。
ちなみに傷口周辺の感覚は3ヶ月くらいたったら戻ると思うよ〜と言われていました。
1年半たった今ではほぼ感覚は戻って、怖くて触れなかった傷口も特に気にせず触れるようになりました!
帝王切開の入院生活はどんな感じ?まとめ
いかがでしたか?
今回は私の「逆子・初産・帝王切開」の入院に焦点を当てて、体験談ブログを書いてみました。
帝王切開の詳しい体験談が知りたい方は、【帝王切開での出産体験談】をぜひご覧くださいね♪
私は10泊11日の入院でした。
産前は入院期間長いな〜なんて思っていましたが、帝王切開での出産は手術を受けるということでもあります。
しっかり体を休めるには必要な期間だったな〜と今は思います。
また入院期間が長いことのメリットもある
- 助産師さんから育児に関する色んな情報が聞ける
- 産院という安心できる環境で育児をスタートできる
- わからない点があれば昼夜問わず教えてもらえる
傷口が痛む中での育児スタートは中々ハードでしたが、入院期間が長いことのメリットもあるなとも感じました!
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
何か参考になることがあれば嬉しく思います♪